生活に役に立つ知識 by SEKIYA Office

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シニアの株式投資について

生活費を確保するための資産運用術とは

資産運用については情報も多く、どのように資産を運用するかは悩みますよね。ここではシニア世代の資産運用について私の考えを述べたいと思います。皆様の資産運用を検討する際の参考になれば幸いです。

先ず最初に今回は資産運用の話しですので、ここでのアイデアはあくまでも皆様の参考にとどめて頂きますようお願いします。実際に投資を行う際は、皆様のご判断で実施して頂きたく、またファイナンシャルプランナーなど、専門家にご相談することをお勧めします。

シニア世代の資産運用ポートフォリオとは

そもその資産運用とは,皆様がお持ちのお金を預貯金や債券、株式、不動産等に配分することで将来に向け増やしていくことを言います。特にシニア世代と言われる方は、退職金などで一時的に得たお金を将来に向けてどのように運用するか迷っている方も多いのではないでしょうか?

お金に十分余裕のある方は、どんな運用を行ってもある程度の生活が出来る基礎となる資産を確保できていれば、どのような運用をしても構わないと思います。ここでは、資産運用に大きく失敗したら将来の生活に困る方たち向けにファイナンシャルプランナーである私の考えをご披露します。

自ずとリスクの高すぎる資産は扱わない方が良いと思います。例えば外貨の資産や暗号資産がその例です。外貨運用はよくドル建ての運用とかが魅力的に語られますが、為替手数料とかを銀行や証券会社に取られる運用形態ですので実はあまりお勧めできません。暗号資産はリアルな資産に裏打ちされたものではないため、信用が揺らげば一気に資産価値が下落します。専門的な知識を必要とする不動産投資も避けた方が良いと思います。現在は不動産投資の利回りの高さが目立ちますが、人口が減っていく日本にあって、マンションなどの不動産は何れ供給過剰になると思います。

安全性を優先すれば自ずと債権か株式中心の投資で良いのではないでしょうか?直ぐに使える金融資産である預貯金を30~50%、債権と株式を合わせて50~70%程度を目安に金融資産を保有してみていは如何でしょう?

債権投資か株式投資

では、債権投資と株式投資はどのように判断すればよいでしょうか?

債券投資はあくまでも長期の定期預貯金の代わりで満期まで保有するものと思ってください。ご存じの通り、預貯金はほとんど金利は生みませんが、債券投資は日本の国債や公社債であれば信用度は高く、若干の利息も生みますのでお勧めです。景気が悪い時は株式より債権の保有割合を気持ち増やせばよいと思います。但し、金利が高すぎる債権やデリバティブが組み込まれた債権(仕組み債)はリスクが高いため避けた方が無難です。

私は、極端な不景気でなければ、長い目で見て株式の保有割合を増やすことをご提案します。また株式投資をする場合、よく株式売買で儲けようとしますが、売買ではなく、高配当・安定配当の銘柄を狙うことをお勧めします。配当利回り(株価に対する年間配当金の割合)重視戦略です。値上がりしそうな株式と言っても見極めは難しいですし、買った後は株価に一喜一憂することとなります。そして何より専門家には勝てません。

投資信託ってどうなの?

債券にしても、株式にしても、投資信託という形で投資するのはどうでしょう?よく日経平均に連動する商品、あるいはアメリカのS&Pという指標に連動する商品を聞くと思います。こうした商品はインデックス商品と言いますが、これも手数料が高いので、私はそんなにはお薦めは致しません。銀行や証券会社はやたらにインデックス商品を売りたがりますが、それも手数料が高いのが一つの理由かと思っています。

大事なお金を大切に運用

結局、資産運用の正解はありません。結果は誰もわかりません。ただ、資産運用の考え方は大切だと思います。私は、無理なリスクを取らない、手数料の高い金融商品は買わない、配当利回りの高い株式など、フローベースでキャッシュインを重視する、そのような考えがシニアの投資運用としては良いのではと思います

 

以上はあくまでもご参考です。例えば特定会社の債権や株式は投資先の会社が倒産すれば資産価値はゼロになりますので、あくまでも実際の投資は自己責任で行って頂きますようお願いいたします。