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傘寿のお祝いに家族旅行をする話し

 一人暮らしの高齢の母。子供は私を入れて3人、私には子供はいませんが、妹2人は母からみれば孫がそれぞれ3人いて、一番大きい孫は既に社会人です。それぞれの生活もあるので、元気なうちに子供夫婦が家族みんなで集まれる機会はこれからはあまりないかもと母が言い出したので、三世代で大挙してこの週末に一泊の美味しい食事付きの小旅行に行くことになりました。

 企画は妹2人に任せているのですが、どうしたら母は喜んでもらえるだろうかと私の方でも思案中です。皆様の中で同じようなお悩みや同じような境遇にある方がいらっしゃれば、参考になるかもと思い、書き記しています。

 

傘寿とは

 言わずと知れた80歳を迎えた方の長寿のお祝いで、その由来は、実は文字の見た目からきているそうです。すなわち、漢数字で「八十」と縦書きすると、「傘」の略字である「仐」に似て見えるということのようですが、傘の略字自体、私は知りませんでした。(88歳)、喜寿(77歳)や白寿(99歳)と比べれば、傘寿の認知度は今ひとつかもしれません。

 還暦(60歳)では赤いちゃんちゃんこ喜寿だと紫色、米寿だと黄色のそれぞれ色のイメージが決まっていますが、傘寿の色は何かと気になって調べたところ、実は正確には決まっていなくて、紫だったり黄色だったりするそうです。そのあたりも傘寿の市民権が今ひとつの印象ですが、何か色を意識する際は、黄色や紫色がラッキカラーであることは確かなようですので、その色を意識すると良いようです。したがって、プレゼントで色が選べる場合は、黄色や紫色にこだわってみようと思います。

 

プレゼント選び

 孫と一緒に旅行を企画するだけで「元気でいてくれてありがとう」という気持ちは伝わると思うので、あまり高価なプレゼントは必要ない気がしますが、何か記念になるものはプレゼントしたいですよね。

 母はまだ健康ですし、毎朝、実家の近くの池の周りを近所の同世代の友人と散歩するのを日課にしていますので、散歩で使えるグッズにするか、あるいは家で過ごす時間は多くなっているので、家にいて思い出に浸れる置き物あたりを選択肢に検討を行いました。結果、シューズとかバッグとかは既にお気に入りのものを持っているので、これから暑くなった時に役にたつ黄色か紫色のドリンクボトルと、孫や子供の写真を入れられる大きめの写真立てあたりをプレゼントしようかなと思っています。

 もっとも兄貴はプレゼント選びのセンスがないことは自覚しているので、妹2人に提案して、あとは妹2人に選んでもらうつもりです。女性のプレゼントは女性が選ぶ方が間違いなさそうですし。

 

宿泊先選び

 とにかくゆっくり過ごすことが最優先です。移動するだけでも結構疲れると思うんですよね。まずは行き先でゆっくり寛いでくれれば嬉しいです。そんなコンセプトでしたが、私と違って出来の良い妹が一棟貸しを借り切ってくれたので、これも大丈夫。宿選びで私は出る幕はありませんでした。

 

想いを伝える

 「元気で長生きをして下さいね」という想いが伝われば大成功です。慣れない大勢の旅行ですので、忘れ物とか怪我とか、何か事件が起きそうな悪い予感もあります。果たしてどうなることやら。何が起こっても、慌てず、ゆるりとした行動を心がけて、とにかく母に感謝の想いが伝わればと思います。

 なかなか親に感謝の気持ちを伝える機会はないので、こうしたお祝いは貴重な機会ですよね。昨年12月20日厚生労働省から発表されが2019年(令和元年)の健康寿命のデータでは、男性は72.68歳、女性は75.38歳です。喜寿(77歳)とか傘寿(80歳)あたりのタイミングは、もし親族でお祝いできる状況であれば、子供や孫から心からの感謝の気持ちを伝える絶好のタイミングだと感じています。