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「カード番号変更に関するお願い」が届きました①

 カード会社から「カード番号変更に関するお願い」がありましたので、安心のためにカード会社の任意の依頼に応じ、承諾書を送ってカード番号の変更を行うこととしました。コールセンターに問いあわせたら、最近この類の案内はよく発生しているようですので、私が感じたことを書き留めておきます。

 もし、皆様のクレジットカードでも同じような依頼があったときの参考にしていただければ幸いです。

 

カード会社からのお願いの内容

 まず案内書では、カード取引の監視を行った結果、現時点で不正利用はされてはいないものの

①カード情報が第三者に流出している可能性があることを検知

②その理由が利用店舗からの不正搾取、偽のWEBサイトへの入力による不正搾取

クレジットマスターと言われる手口によるクレジット番号の不正生成と不正利用

などが原因で、カード情報が第三者に流出した可能性があると結論付けています。

よって、クレジットカードを安全に利用するため、任意で番号を変更するおとを勧めています。

 また、カード番号変更手続きにの際には、

①承諾書がカード会社に到着した時点で上記カードは利用できなくなること

②承諾書が到着して変更したカード番号が届くのは1週間から10日程度かかること

が書かれています。

 さらに、カード番号の変更に承諾しない場合には、取引の保留やカード機能の一部停止措置を行う場合があることも書かれています。

 

困ること

 本当に面倒くさいのは、カード番号はサブスクリプションや引き落としでいろいろ登録しているため、それを変更しなくてはいけないことです。カード明細を見ながら、ひとつひとつ登録変更する必要があるので、それは新しいカードが来たら対応しなくてはなりません。明細だけではわからない場合もあるので、結構苦労すると思います。

 私が承諾書を送ったのは3月6日(月)早朝でしたが、今のカードが使えなくなったのが3月10日(金)でした。案内書には承諾書がカード会社に到着した時点でカードが利用できなくなるとありましたが、時間がかかり過ぎの感じがします。実は3月18日(土)から旅行に行く予定もあるため、新しいカードが間に合うのか、微妙な感じです。そもそもタッチ決済など、日常使いを推奨しているクレジットカードのサービスが止まるのですからカード会社ののんびりした手続きが何より困ります。

 他のカードも持っているには持っているのですが、多くの方と同じように、ポイント(マイル)と連携しているカードであるため、カードが使えない期間のポイント(マイル)は積算されないことになります。もちろん、過去のポイント(マイル)はカード会社側のデータではないのでそのまま新しいカードに移行されるようです。

 

何が原因でデータ流出の可能性があると判断されたか

 実は思い当たることはあります。コロナの影響で勤めている会社では出張を控えていました。最近、状況が改善してきたこともあり、2月に入り、久しぶりに沖縄、福岡、大阪、札幌と、日本各地に出張に行きましたので、それがシステムで異常と判断されたのではないかと想像しています。カード会社のコールセンターにその旨を話したのですが、「なぜ検知されたのかはわからない」「任意なので協力頂きたい」というだけで、そうした事情は考慮して再度の判断をしてもらえませんでした。

 コンピューターの判断に機械的に従うしかないというマニュアルのようですが、あまりにカード利用者の利便性を損なっていると思うので、なんとかならないものかと感じました。10年以上前にも少し似たケースが違うカードであったのですが、当時はカード会社から電話がかかってきて、「そうですか。わかりました。」という会話をした経験もあるので、人の判断の裁量権がどんどん狭まっているのだぁと感じます。

 

私が気を付けたこと

 案内書が詐欺ではないかと疑いました。そのため、案内書に書いてある電話番号に連絡し、さらには承諾書発送後にカード会社の盗難などの問い合わせを行う別の窓口に、この類の依頼をしているかを確かめました。なお、承諾書に記載する内容は、カード番号などの記載などはなく、署名だけですので、第三者にわたっても何も個人情報は抜かれないようになっていました。ここにいろいろ個人情報を書かせていたら、より強く詐欺を疑ったと思います。

 案内書に書いてある電話番号に連絡した際は、カード情報を聞き取られないか注意して会話しましたが、今思えば、向こうから電話を折り返してもらうようにお願いするのが良かったと思います。

 承諾書発送後にカード会社の盗難などの問い合わせを行う別の窓口に連絡した際には、確かに「承諾書が届いている」と確認が取れましたので、それで少し安心しました。

 なお、私が連絡したコールセンターの対応はあまりよくありませんでした。よくあるコールセンターの対応だと思いますが、電話の向こうの「いやな電話だなぁ」というオペレーターの顔が想像できてしまうような不愉快な対応で、コールセンターのオペレーターの対応は、カード会社のイメージに直結しているということも改めて感じました。

 

まとめ

 安全は自分でしか守れませんので、「カード番号変更に関するお願い」を受け、任意ではありますが対応はすぐにしました。まだ新しいカードは来ていませんので、手続きは完結していません。新しいカードが来て、手続きを終えてから続報を共有します

 一般に普段はクレジットカードを海外で使わない方が海外旅行する場合には「カード会社に事前連絡をしておくと良い」と言われます。コロナで国内の移動も制約されてしまったため、今回の私のように急に移動を始める場合などは、国内でも事前連絡を行っておく方がよかったのかもしれません。

 クレジットカードは生活に密着している分、使えないことでの不便も大きくなっています。予期しないことは起こりうるため、バックアップの二枚目のクレジットカードははやり持っておいた方がよいと思います

 最後になりますが、クレジットカード会社の対応はもう少し顧客に配慮すべきと思います。昔とは違い日常使いを推奨している背景もあると思いますので、例えば、今回のように既に不正利用されているという状況ではないのなら、二枚目のカードが顧客に届いてから切り替えるなど、簡単に顧客の利便性を確保する方法はあるのではと思います。ぜひ、善処いただければと思います。